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液晶モニタ LG L245WPのHDMIで画面がずれる問題を解決したお話

モニタ 修理

10年物の液晶モニタ「L245WP」がHDMI接続すると画面が半分ずれたような状態になる症状を解決したお話です。今頃こんなモニタのネタを出しても、と思わなくもないですが…。

 

このL245WPちゃんは接続端子がHDMI、RGB、そしてなぜかコンポーネント端子という不思議な構成です。そしてHDMI端子がひときわ曲者で、PCが繋がっているモニタをテレビと勘違いして余計な処理を行ってしまい画面が変に映る癖があります。この不具合、本来ならLGのサポートで中のファームウェアと修正版に書き換えることで解決する、というかしていたみたいですがサポートなんかとっくの昔に終わっていて今はあてにできません。困った。

 

しかし世の中凄い人がいるもので、自分たちでなんとかしてしまう手を考えだした方がいます。その中の一つがこちら。実際の細かいところはよく理解できていませんが、それによるとEDIDのCEA拡張ブロックが無いという設定にすれば丸く収まる模様。そしてそのEDIDはEEPROMライターなどなくてもHDMI端子から書き換えることができるとか。L245WPの手順はこうです。

 

  1. MENUボタンと電源を同時押しして電源を入れ、サービスマンモードに入る
  2. MENUボタンでメニューを出してサービス情報からAGINGモードをONにする
  3. この状態でEDID WriterのddcwをDOSから起動し「ddcw -f edid.dat」を実行する

書き込むEDIDのデータは同じくddcwコマンドで取得できるのでテキストファイルに保存し、127バイト目の01を00へ。128バイト目のチェックサムを+1することで作成できます。

 

ddcwはいわゆるDOS窓(コマンドプロンプト)から起動することができません。XPなども持っていないので試しにFreeDOSで試してみた所うまく行きました。凄いな、FreeDOS

 

もう一点ハマった点としてモニターのAGINGモードをONにすることでした。これをエージングモードと思っていましたが、実際にはエージェントモードと思われるようでこれをONにしていないとサービスマンモードでも書き込みに失敗します。

 

そして最後。ddcwで書き込む時に使うグラフィックボードはnVIDIAの古いGeForceが推奨されています。推奨というか元々が古いプログラムで新しい物に対応していないようです。AMDのHD4000世代、Intel HD Graphics 3000/4000世代はポート?を開けない旨のエラーが出ました。実際にうまく行ったのはGeForce 8600GTSを詰んだELSAのボードです。HP dv3000という古いノートPCに乗ってた8400M GSでもEDIDは読めたのでこちらも大丈夫かと思われます。ただし読むためにはddcwでポート指定「ddcw -m 1」が必要でした。

 

ここまできてようやくEDIDの書換えが完了。画面がずれて出力されていたPCに繋ぐとちゃんと綺麗に表示されていました。なぜこんな古いモニタに固執するかと言いますと、実はこのモニタ、貴重なWUXGA (1920×1200)モニタなんですよね。やぱり縦が1200もあると使い勝手が違います。

 

このモニタが使えなくなってからBenQのGL2750を使っていたんですが、色・ガンマ・コントラストがおかしいのにうまいように微調整できない、文字がぎらついて見え目が疲れる、見る角度による色変化が大きい、とちょっと普段使いには辛い物がありました。こちらは別の用途に移ってもらって、L245WPを復活させようと考えたわけです。

 

EDIDの書換えが必要な事は滅多にないようですが、PCのレジストリや専用の機器でオーバーライドする事があるらしく、こういうことがあると知っていて損はないかと思います。